
PROJECTS
手洗いプロジェクト
初めから当たり前なことなんて、何1つ無い。
手洗いプロジェクトより
スタディーツアー8thにおいて、支援先ノンテノイ村訪問でのご報告をさせて頂きます。
私たちは、
支援先ノンテノイ村にて、腹痛や下痢が多いことから、
"手洗いをしないことによる菌の繁殖"がその原因であるのではないか、という可能性を考え、
手洗いプロジェクトを続けてきました。
そして、前回に引き続き今回のスタディーツアーでも、
子どもたちと"手洗いの歌"を歌いながら一緒に手を洗いました。
その後、手洗いを促すビラを子どもたちに手渡し、
ポスターをトイレ前に貼らせて頂きました。
私たちには、今回の現地訪問で
彼らや学校を見ていて、
気づいたことがありました。
そらは"問題"が
いつまでも"問題"でありつづける理由なんて
どこにも無い、ということです。
食事前になると、当たり前のように
私の手をぎゅっと握り
手洗い場まで連れていってくれた子どものことも、
学校の教室に今まで無かった、手洗いを促す立派なポスターも、
たくさんの日々を経て当たり前になっていた
"彼らの手洗い"
を自分たちの目で見ることができ、とても嬉しく思いました。
ヒアリング調査の手洗いに関するデータでも、
手洗いをしている理由として"病気を防ぐ為"との答えも多く、
手を洗うことの意義や重要性の理解も見られました。
私たちは、これから、
手洗いプロジェクトを終了させることを目標に
活動していきます。
"手洗いの習慣化"への達成は、
私たちがするのではなく
ノンテノイの村人自身が行うのです。
彼らが健康を保ち、教育を受けられる為のお手伝いに、
最後まで関わっていきたいと思います。
2016.3.20
手洗いプロジェクトチーム 上嶋湖雪
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■医療支援の成り立ち
教育支援と平行して、
医療支援プロジェクトでは村人を巻き込んだ予防医療の伝搬と促進を目指し、活動しております。
このプロジェクトを行う理由は主に二つです。
一つ目は「健康であること」が生きていく上で大変必須であると考えるからです。
「健康であること」の定義は、身体的・精神的だけでなく、社会的にも健康で、
人は健康的であってこそ、豊かな生活を営むことができ、
その豊かな生活の営みには教育が欠かせません。
二つ目は、支援先ノンテノイ村の「医療レベルの低さ」です。
2013年9月と2014年3月のスタディーツアーで行った、
ノンテノイ村の村民へのヒアリングという現地での調査結果より、
病気になれば村から程遠い街パクセーの病院に行かざるを得ない状況である、
ということが分かったのです。
また子どもたちの間で流行している、
蚊を介して感染するデング熱への対処も特になされていません。
学生である私たちに行なうことができる医療支援活動には限界があり、
診療所の設立や医薬品の配布等などはできません。
しかし、私たちにも沢山の資金を使わずに年に2回のみの村への訪問時に、
確かな効果を見込め、村民が習慣化できるアイデアがあると考えます。
実際にこれまで、村民が毎日簡単に行える生活習慣(手洗い、歯磨き)の伝播や、
簡易な感染防止器具(歯ブラシなど)の配布を行ってきました。
医療支援は、2013年9月のスタディーツアー時のノンテノイ村へのヒアリング調査と
同ツアー時に行った、ラオスで医療支援を行っているNPO団体への取材を通して生まれたプロジェクトです。
貴重なお話やアドバイスをして下さった
特定非営利活動法人 ジャパンハート 平山様
特定非営利活動法人 世界の医療団 熊澤様 ルイス様に感謝いたします。
我々の医療支援活動に興味をお持ちの方、サポートをして下さる方はこちらまでご連絡ください。
お待ちしております。
デング熱:蚊によってうつるウイルス性の熱帯感染症。一日置きぐらいに高熱が出、関節・筋肉が痛み、発疹(ほっしん)する。